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厄介なのは男のフケ!

　乾燥した頭皮によって起こる女性のフケに対して、男性に多いタイプは「脂性フケ」です。これは頭皮の脂肪分(皮脂)でベタついた脂漏性のフケです。この原因はホルモンバランスの乱れなどによって皮脂が過剰に分泌されていることが原因として考えられています。その他の原因としては「食生活のみだれ」によるものです。バランスよく栄養を取っていないと皮脂が多く分泌されてしまい、脂性フケの発生する原因になります。もちろん洗髪の回数が週に1～2度のような不潔な状態や逆に一日に何度も洗いすぎて、頭皮の必要な分の皮脂まで洗い流してしまい、そのため頭皮が自己防衛反応として過剰に皮脂を出してしまうこともあります。

　そしてこの脂性フケの原因は頭皮に常在するカビの一種である「マラセチア属」の菌で、脂分を好んで増殖し、皮脂を取り囲んで次々と脂肪酸に分解します。この脂肪酸が頭皮を刺激して、新陳代謝を早めると考えられています。同じく、皮脂の過剰な分泌によって起こるのが「脂漏性皮膚炎」というものです。これは思春期から30代の男性に多い皮膚病で、頭皮以外にも眉毛や鼻のわき、口の周り、外耳道や耳の後ろ、胸やわきの下など、皮脂腺の発達した場所にかゆみの少ない赤みやつぶつぶができ、黄色みを帯びた少し柔らかいフケ状のものが表面に付きます。またアトピー性皮膚炎でもよく似た症状が出ることがあります。これらのフケの予防にはまず余分な皮脂を取り除き、菌の増殖を防ぐことが大切です。そのために天然の竹酢液やひば水は菌の繁殖を防ぎ、毛根にこびりついた脂を分解するには最適なものです。そして洗髪は爪を立てず、優しく行い、シャンプー剤は弱酸性のもので石油系ではなく、穏やかなアミノ酸系のものを使用し、洗髪後のゆすぎはしっかりしましょう。そしてシャンプー選びもリンスの不要なものが理想です。