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シャンプーは洗顔なり!

 シャンプーは今当たり前のように使用しているものですがそのシャンプーの成分の中で「界面活性剤」というものが重要な働きをします。界面活性剤とは簡単に言えば水と油をきれいに混ぜ合わせる働きをします。身近なものではサラダオイルとお酢を入れ卵黄(レシチン)を入れて拡散すればマヨネーズ(界面活性剤)ができますよね。

　そしてシャンプーに使用される材料は大きく分けてせっけん系と合成系に分かれています。そして問題なのはその合成系の物は天然のヤシ油から作られるアミノ酸系のものと動植物油から作られる高級アルコール系、そして今ではほとんど製造されなくなりましたが石油系に分かれます。

　天然系のものは肌や髪には優しいのですが価格が高いというのが難点です。せっけん系の物は高級アルコール系ほどではないにしろ、洗浄力が高く、毎日の使用は避けた方がいいでしょう。一方高級アルコール系は洗浄力が高く、価格が安いという利点もありますが刺激や肌にダメージが起きる可能性も天然系よりは高くなります。このトラブルで本人は美容師になりたくてこの世界に入っても本人の皮膚が薬剤に対応できずこの世界を去っていく方もおられました。よく見習いのころ冬場に両手をぐっと力強く握りしめると手の甲や指から血が噴き出していました。でも不思議にそれが1年、2年経つと真冬でも何ともなくなるから人間の適応力はすごいなと思っていました。また石油系界面活性剤は河川、海に流れても自然分解しないというのも重要な問題になっています。

　そういう意味では髪にも体にも環境にも優しいものは人体と同じ成分で作られているアミノ酸系の物がベストで私はヘアシャンプーで毛髪、頭皮だけでなく、安心してお顔や全身が洗えるものが一流だと考えています。